はるさわ健康ライフ

中国で生活する医療リスク⑦

中国に赴任されている方および出張者の多くは、医療保険に無関心で困ると書いてきましたが、心身の体調の維持についても無関心な方が多いようです。
 特に問題なのがストレスの問題です。

うつ病患者の半分は上海帰り!

ある県の統計ですが、県全体の精神科患者の大半が「うつ病」そして、うつ病患者の60%は中国勤務明けの方、その内の80%は元上海勤務でした。すなわち、うつ病患者の半分近くが上海帰りという驚きの数字です。中国という特殊性よりも、上海に出向する日本人が多いということ、そして日系企業の特殊性に原因があるように思われます。

上海の現地法人は規模の割に責任が重い

上海にある日系現地法人は、会社数で言えばサービス業、それも小規模な会社が多くあります。マーケットが未成熟だということもあり、最初は小規模なものを設立し、様子見という判断もあるようです。

しかし、規模は小さくても業務範囲は大企業とあまり変わりません。また例え少人数でも現地社員から見れば出向者は社長であり、高級幹部です。特に一人しか出向していない場合は極めて業務範囲が広くなり、責任も日本勤務時代とは比較にならない重さになります。

出向者は中堅社員が主体

そこへ責任者あるいは幹部として出向派遣されている方は会社規模に合わせてか、中堅社員が多いようです。日本で部課長が上海で総経理(社長)ならまだ良い方で、監督者クラスが総経理となっている方もいます。

これらの現象は、親会社が中国にある子会社の存在を軽視し、日本の単なる地方営業所と同じ位置付けとして人を派遣しているからです。営業所長と社長とは職責が全く異なりますが親会社には理解されていないようです。

ストレスを溜めない

以上のことから、中国人社員と親会社との狭間で、慣れない環境で慣れない業務でご苦労なさり、ストレスも溜まることでしょう。
 それをうまく発散できない方の多くは「うつ」となります。
 如何にストレスを発散させ翌日に持ち越さないか、中国で成功するか否かはこれで決ります。とにかく発散すべく意識し、心がけましょう。個人差はありますが、対ストレス療法は洋医よりも中医のほうが効果的なようです。

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