はるさわ健康ライフ

上海駐駐在員の健康事情⑦ PM2.5と慢性咽頭炎

上海の空気はここ数年間、年々悪くなる一方で、特に冬になるとPM2.5の数字が恐ろしく上がります。かぜやのどの不快感、痛みや乾燥などに悩まされた方が少なくないですが、かぜやのどの不快感は病気と思っている方がすくなくて、のど痛ぐらいなら、ガマンをしてしまいます。のど痛も色々な種類があり、予防や治療の方法も違います、ガマンして直さないと局部の問題は全身に及んでしまいます。

  1. 慢性咽頭炎は急性咽頭炎(のどかぜ)や急性扁桃腺炎が慢性化したものです。
  2. 慢性扁桃炎や慢性副鼻腔炎などの慢性炎症は慢性咽頭炎とお互い悪い影響をしあいます。
  3. むし歯、歯槽膿漏、鼻中隔弯曲症やアレルギー性鼻炎などの原因で、鼻が詰まり、口呼吸していると、 ほこりや刺激性ガスを吸入しやすくなり、慢性咽頭炎になりやすいです。
  4. 飲酒や喫煙は慢性咽頭炎直らない大きな要因です。

慢性咽頭炎は急性咽頭炎に比べて自覚症状は軽く、のどの不快感、乾燥感、異物感程度です。診察すると咽頭部の赤みぐらいしか見られません。血液検査や咽頭の菌検査を行なっても異常はほとんどないです。
但し、咽頭部に菌をずっと持っているので、局部の細菌やウイルスに対して抵抗力があまりなく、何かがあると感染しやすく、関節炎、心筋炎、腎臓炎などの誘因になります。また、一部全身性疾病、例えば糖尿病や胃腸病、貧血などの全身的な病気なども免疫力の低下で、慢性咽頭炎を引き起こしますが、決して軽い病気ではありません。

慢性咽頭炎の治療は西洋医学では抗菌、消炎ですが、熱がない場合抗生物質を使用するのもおおげさですが、ある程度有効です。但し、薬を飲んでいる間に症状が軽くなったりしますが、薬をやめて暫く立つと症状が再発することも多いので注意が必要です。また、疲れやかぜなどが伴うと症状回復の重荷になり、なかなか治れません。漢方の治療も三ヶ月、半年ぐらい時間はかかりますが、根源を見つけて治療をしていきますので、慢性化した症状の改善には最適です。

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