はるさわ健康ライフ

上海駐駐在員の健康事情⑥ 高血圧

一般的に、気温が下がると血管が収縮し血圧が高くなりやすいため、血圧の高い方は冬に注意しなければいけません。

高血圧は生活習慣病の一つとして、発病率が高く成人の約1/3ぐらいを占めています。遺伝的な原因は別として生活習慣の悪化が高血圧を招きます。運動不足・塩分過多・喫煙・お酒の飲み過ぎ・肥満など、生活習慣的なものが原因です。
そして、①動脈硬化の促進のため、血管の中が狭くなり末梢血管の抵抗力が強くなり、血液がながれにくくなる。②交感神経が活発に働き、体が緊張状態になって心拍数が上がり、心拍出量が増える。同時に血管が収縮して、末梢血管の抵抗力が強くなる。③塩分過多で血液中の塩分濃度が上がると、その濃度を一定に保つために、体内の水分が血管の中に引き込まれ血液量が増え、血管が押し広げられる。などとなります。

高血圧がなぜ怖いかというと、高血圧は全身の動脈に悪影響をし、主に心臓・脳・腎蔵に影響を及ぼします。心臓には狭心症・心筋梗塞・心肥大・心不全などにいたりますが、脳には脳梗塞・脳出血・くも膜下出血・無症候性脳梗塞などの重症があります。腎蔵では慢性腎臓病・腎硬化症・腎不全があります。これ以外にも目の眼底出血・胸部や腹部の大動脈瘤・下肢の閉塞性動脈硬化症などがあります。どれも危険な病気なので、そうならないように予防や治療を積極的に行いましょう。

西洋医学の降圧薬は二通りで、血管を拡げる薬と血液量を減らす薬があります。血管を拡げる薬は渋滞している道を拡げるというイメージで、血管を拡げることにより血液がスムーズに流れます。血液量を減らす薬は渋滞している道の車を制限するイメージで、血液の量を減らせば血液がスムーズにながれ、血圧が下がってきます。しかし、何れも飲めば血圧が下がりますが、飲まないと元の血圧に戻ってしまうので、薬を一生飲み続けることになります。

このため、高血圧の根本的な治療が望まれます。 漢方薬は血圧を下げる対症治療だけではなく、同時に体質改善の効能もあり、本人の自覚症状の改善と相まって血圧を下げることにより薬をやめても元に戻ることがありません。

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