はるさわ健康ライフ

中国で生活する医療リスク④

海外旅行保険は絶対に必要であり、その補償範囲が問題だとお知らせしましたが、これについて再度学びます。

海外旅行保険は出発前に契約

海外旅行保険は、日本を出発前に契約し保険料を払わないと成立しません。これが無保険での渡航が多いことの一因です。

親会社からの出向派遣者の場合は、本人が保険をかけるよりも会社が契約し保険料を払ってくれ、保険証だけを持たされて赴任する場合が多いので問題はあまりありません。

しかし、現地採用者や自営業として中国に渡る方は自分自身でそれをしなければなりません。最初の渡航時は何がしらの保険をかけていたとしても、それから1年以内のタイムリーに帰国ができず、期限を過ぎても更新をできなくて無保険となってしまう場合が多いようです。

急増する現地採用社員

現地採用社員とは、日本本社での採用および本社からの出向派遣ではなく、中国現地法人との直接契約であり現地法人直接入社の方のことを言います。

近年、本社の経費を抑えるため、この採用用方法が増えています。

また中国系企業などで、日本の高度な技術や管理手法を導入したい企業や、日本人あるいは日系企業を顧客とする企業は、競って優秀な日本人を採用しています。これらの大半が現地採用社員です。上海在住日本人は、10万人とも言われており、世界で最も日本人の多い都市ですが、その半数以上は現地採用社員だとも言われています。

日本人は労働契約書に無関心

中国では2008年から「労働契約法」が施行され、急激に労働者意識が高まり労働者の権利も擁護されつつありますが、その根幹が「労働契約書」です。これ無しでは、企業は人を雇うこともできず、日本人は中国で働くための就労許可も申請できません。

したがって、日本人であっても必ず「労働契約書」を締結しているはずですが、労働契約書の中味については無知・無関心過ぎます。目先の賃金などの生活条件だけで安易に入社し、肝心な労働者の権利擁護については確認不足です。

その代表が、解雇条件であり海外旅行保険による補償有無です。詳細は次回に。

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