はるさわ健康ライフ

中国で生活する医療リスク③

中国で生活する場合、医療保険が絶対に必要だと書いてきましたが、その理由として医療費が高いことの他に、医療そのものにも大きなリスクを抱えているからです。

院内のコミュ二ケーションに問題あり

そもそも、中国の医療技術も未だまだ遅れていますが、特に大きな問題は、チームプレーと衛生観念の遅れです。担当医師と薬剤師、栄養師、看護師などのチームワークおよびコミュニケーションそして信頼関係が悪いことは極めて危険です。

私が入院した時の経験では、日本から持参した薬の扱い方が極めてズサンでした。その薬は、呑むことを絶対に欠かしてはいけなく、ダブって呑んでも行けないと言う難しく重要な薬です。そのことは医師も承知しており、入院した初日は「処方が間に合わないので日本の薬を呑むように」との指示でした。そこで食後、薬を呑み終わったら看護婦がこれを呑めと薬を出すのです。不信に思い問いただしたら、しばらく経って、呑むなと持ち帰りました。

次の日「これからはこの病院で出す薬以外は呑むな」と言い、何種類かの薬を持ってきました。一つひとつ目的と注意事項を聞いたところ、日本での薬が一つありません。それは前記の絶対に欠かしてはいけない薬でした。聞いたところ、しばらく経って「あの薬は中国にないよい薬だ、だから引き続いて日本のものを呑め」とのこと。自分自身が注意して、自己防衛しないと何が起こるかわかりませんよ。

そして、さらに怖いのは院内感染です。院内感染以外は考えられない感染事例は数えきれません。多くの日本人が入るVIP用の病室は大変綺麗ですが、外部人間の誰でも出入りできます。それよりも、検査室や処置室の不衛生なこと、またその部屋の周りで待っている人の不衛生なことは驚く程です。

病人は飛行機に乗れない

そんな怖い思いをするぐらいなら日本で治療したいと思っても、飛行機に乗れなければ帰れません。肺炎など伝染の恐れがある病気および心臓病など生命の危険のある病気は、感染防止や容態急変への対応が出来ない限り、病院は転院許可しません。ほぼ治療が終わり、危険が去るまで帰国は延期です。

それでも日本へ帰国し転院したいと判断した場合は、医師と看護師同伴で、医療器具付きの救急医療専用飛行機で輸送できますが、ご想像どおり高額な費用となります。

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