はるさわ健康ライフ

中国で生活する医療リスク②

前号に続いて、中国の医療費について学習しましょう。

中国では外国人に対しては日本で言うところの「自由診療」が大部分であり治療費は極めて高額です。風邪ひき程度の診察と投薬だけでも数万円から数十万円請求されます。手術ともなれば数百万円必要です。

海外旅行傷病保険は絶対に必要

このため、多くの外国人は自国で出国前に「海外旅行傷病保険」をかけて防衛をしています。海外旅行保険をかけていれば、中国でも大都市であれば、保険会社と病院が提携しており、病院から直接保険会社に請求される仕組みもできて便利になりました。

しかし、旅行保険と言っても傷害保険だと病気治療は対象外です。必ず傷病保険であることを確認してください。

もし、海外旅行傷病保険に入っていない場合は?入院や治療の前に保証金を要求されます。そのお金が無かったら?門前払いです。日本に戻ってから健康保険に遡及請求は出来ますが、まず全額を払うことが必要であり、その現金が無ければ、金策で走り回らざるを得なく、治療に手遅れが生じる危険があります。

海外旅行保険は医療費と移送費が鍵

もし重病となり、医療専用飛行機で日本へ移送が必要ともなれば数百万円必要です。保険に入っていても保障額が足りなければ不足額は個人負担となります。旅行保険の内訳は、死亡保障額よりも、医療費と移送費がそれぞれいくら保障されているかが重要です。なお、医療費や移送費は一社だけでなく数社の保険を合算できるので、クレジットカードに付保されている海外旅行保険なども調べてみてください。ただし、クレジットカードに付いている保険は出国して3か月しか有効でないこと及び障害保険が多いので注意を要します。

さらに、不幸にして亡くなられた場合、ご遺体を日本へ運ぶことは容易ではなく搬送費用も高額ですよ。

自分だけは健康だと誤解し、保険無しで渡航される人もいますが、外国では何が起こるか予想できません。万が一の時には自分が痛い目をするだけでなく、周囲に多大な迷惑をかけます。保険内容をしっかりと確認し、いざと云う時に備えましょう。

それが社会人としての責任でもあります。

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